猫のお話

猫の爪切りの頻度やおすすめは?どこまでなら嫌がることはない?

猫の爪って、鋭い!細くて長いし引っかかれると怖い!

本来、野生での生活が当たり前の猫は、鋭い爪が必需品。

しかし、人間と生活していく上では、障害となってしまうものです。

ほったらかしにし爪を伸ばしっぱなしにすると、人間に傷がつくだけでなく感染症を起こしたり、家のあちらこちらがボロボロになっていくでしょう。

ただ、爪切りを嫌がる猫も多いものです。

この記事では、爪切りをする頻度や嫌がったり暴れるときの対策、どこまで切ったらいいのか?などの疑問を解決していきます。




ぜひ、最後までお読みください♥

猫の爪切りの頻度は?

目安

最低でも一ケ月に1度は切るようにしましょう。

猫にも個体差もあるのですが、爪とぎやで勝手に削れる場合もあるので様子見が必要ですが、一般的に2~3週間に1回程度が理想です。

高齢になると、中々削れなくもなっていくので、細めに見てあげることが必要となるでしょう。

元々、野生で暮らしていた猫は木に登ったり、獲物を捕まえたりすることで自然と爪が削れていました。

しかし、屋内で飼われることが多い猫にはそのような機会がありません。

そのため飼い主が爪を切ってあげる必要があるのです。

猫の爪切り/どこまでOK?

猫の爪には血管が通っています。血管から2ミリ程度離れた部分から切ってください。

猫の爪は、玉ねぎのような多層構造です。

ですので、爪をとぐことで外側の爪をはがし、内側の鋭い爪を出します。

いつも、爪は肉球の中。

物をつかむ時に、肉球へ力が加わることで出てきます。

爪の内側に見えるピンク色のところは『クイック(quick)』と呼ばれる神経と血管です。

【クイック(quick)=神経と血管】=爪の内側の根元に見えるピンクの部分

  • STEP01
    猫を落ち着かせる

    猫を後ろから抱きます。できる限り、猫がリラックスできる場所・落ち着いているときに行いましょう。バスタオルで包むことで、落ち着くこともあります。猫の体制を整えてください。

  • STEP02
    後ろ足から爪を出す

    後ろ足の爪から始めると切りやすいでしょう。足の上下を指で挟み、やさしく肉球を押し爪を出してください。

  • STEP03
    爪を切る

    猫専用の爪切りを使うといいです。先端の尖った爪を2~3mm程度をスパッと一度で切りましょう。猫の爪は柔らかいので、何度も切ることでストレスになるだけでなく爪が割れる原因にもなります。

    爪は小指から切ってください。親指の爪から切ると嫌がる猫は多いです。

  • STEP04
    終わり
    爪を切り終えたら、抱きしめしっかり褒めてあげてください。

触られることにものすごく嫌がる猫もいます。

様子をみながら少しづつ切りましょう。

深く切りすぎると血管や神経を傷つける可能性があるので、2㎜~3㎜程度にする必要があります。

クイックの見分け方

爪を横から見てクイックの位置を判断してください。適度な距離を保って!

深爪はNGです。

2人いるのであれば、1人が猫を抱き落ち着かせる。

もう一人が爪を切るようにしましょう。

猫の爪切り/嫌がる対策

爪切りを嫌がる時の対策

爪切りを見えないように目を隠すか、視界に爪切りが入らないよう猫の顔をそらせましょう。

猫爪切りになかなか慣れず、恐がる猫は多いもの。

手足や爪の先は、血管や神経が通っていて敏感!

ほとんどの猫が、触られることを嫌がります。

一度に全部の爪を切ろうとし時間がかかると、イライラと暴れだすことも!

短時間で終わらせることがポイントです。

『今日は1本分だけ』というように、分けて爪を切るといいでしょう。

猫はバスタオルや布団などで包むことで、落ち着くことが多いものです。

また、家族と協力する方法も行ってみましょう。

  1. 好きなおやつを食べている間
  2. おもちゃで気をそらしている間に切る

普段から触れたりするスキンシップをとることに慣れさせておくことが大切です。

どうしても嫌がるのであれば、無理をせず中断をしましょう。プロにお任せするのも一つの方法です。

猫の爪切りのおすすめは?

猫の爪切りでおすすめグッズをご紹介します。

最初に、爪切りで必要なものからみてみましょう。

準備するもの
  1. 猫用爪切り(ハサミ型・ニッパー型がおすすめ)
  2. バスタオル
  3. 止血用に清潔なコットン
  4. 愛猫の好きなおやつ・おもちゃ

Gonicc ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り

出典:Amazon

Goniccは価格1,099円。計算された『滑らないハンドル構造』切り口は丸型形状なので、爪が良く見えます。

また爪が割れにくく、安全に使えるでしょう。

高純度ステンレス刃なので、錆びにくく耐久性もバッチリ!

猫壱(necoichi) ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り 日本製

出典:Amazon

猫壱は価格1,561円。800年以上もの歴史のある岐阜県関市の刃物工場で作られ、品質・精度・機能性を追求した日本製。

Amazonでベストセラーにもなっています。

刃先は1.5mmの薄さでできているので、切る時の衝撃が伝わりづらく、猫のストレスが少ない構造なのです。

Ninonly ペット用爪きり 犬猫兼用 高輝度LED付き 爪血管が見える

出典:Amazon

Ninonlyは価格1,599円。機能性重視の方におすすめです。

  1. 血管を見やすい高輝度LEDライト
  2. 爪飛び防止ケース
  3. 爪を滑らかなヤスリ内蔵
  4. 便利に収納する安全ロック
  5. 経済的なUSB充電

ユニークな爪収納カなどがあり、とても使いやすい構造となっています。

猫の爪切り/血がでる

猫が暴れ手元が狂ったなど、誤って血管を切ってしまうこともあるでしょう。

万が一、出血をしてしまったならばすぐに止血が必要です。

清潔な『ガーゼ』や『コットン』で1~2分程度抑えましょう。

その後、ペットショップで売っている止血剤を患部につけてください。

どうしても血が止まらない場合は、動物病院を受診しましょう。

猫の爪切り料金はいくら?

動物病院やペットショップにもよりますが、平均500円~1,000円が多いです。

嫌がる猫を無理やり押さえつけて爪切りをすると、爪切りを嫌いになってしまいます。

そうなるとますます爪を切るのが難しくなるもの。

『噛まれた』『暴れてもう手に負えない』ということがあれば、不安な人は無理をせず、動物病院やペットショップのトリマーに切ってもらいましょう。

定期健診や診察時に無料で切ってくれる動物病院もあります。

じつは、爪切りをするためだけに動物病院を訪れる飼い主もたくさんいるのです。

同様に、ペットショップでシャンプーカットのついでに、サービスで行う所もあります。

相場もそんなに高いわけではありませんので、暴れられてきつい人は無理せずお願いするようにしましょう。

猫の爪切り/まとめ

猫の爪はとっても繊細。

切り間違えると、すぐに血が出てしまいます。

爪切りは慣れてしまえば短時間で終えることが可能です。

猫と飼い主のケガ防止のためにも、爪切りは忘れないようにしましょう。

最低でも一か月に1度を目安にケアしてください。

無理をせず、爪切りがスムーズに行えるよう、日ごろから愛猫とのスキンシップを心がけてくださいね♡