猫は口呼吸をしない生き物です。
食べている時以外、口を開けていることを見ることはありませんよね?
鼻息が荒いのって、原因がわかっていれば問題はないのですが、時に不安になることもあるでしょう。
様々な場面で遭遇するものです。
- 病気の時
- 興奮した時
いつもと様子が違うなど猫の異変に気付いたならば、早めの対処が必要です。
猫の鼻息が荒い時
基本的に猫は口で呼吸をしません。
人間のように口で呼吸をすることはないのです。
猫は、口呼吸をすることはなく、鼻がつまっていても息をするので鼻息が荒くなります。
運動後に鼻息が荒くなることは問題ありません。
呼吸が荒かったり、苦しそうな音が鳴っていたりするときは注意が必要です。
猫の鼻息/遊びに夢中
猫が遊びに夢中になったときにも、息を荒くしているしていますよね!
そんなときには、目を大きく瞳孔も開き、鼻の穴を広げながら興奮するものです。
- お気に入りのおもちゃで遊び興奮したとき
- 窓の外に虫や鳥を見つけて狩猟本能で興奮したとき
猫も野生の血が騒ぐのでしょう。
これらは正常の反応ですので、問題ありません。
見守ってあげてください。
猫の鼻息/嬉しい
溢れ出す気持ちが抑えきれず、ついつい猫の鼻息が荒くなることもあります。
- 飼い主さんが帰ってきて興奮している
- 遊んでほしいとき
- おやつがもらえるとき
嬉しい時に鼻息が上がり、ブーブー鳴ることもあるでしょう。
飼い主にとっても愛おしくかわいらしい姿といえます。
猫の鼻息/ストレス
猫は敏感な生き物。
実は、たくさんのストレスを感じていることもあるのです。
- 猫を車に乗せてお出かけするときの思わぬ振動
- 車内でにおいのきつい芳香剤のにおい
- 柔軟剤のニオイやアロマの香り
- テレビの大きな音
- 知らない客人や子供に不快感を感じる
- 掃除機や洗濯機の音
ニオイや大きな音、見知らぬ人間など敏感に感じたり、不快に感じるのです。
人間からすると大したことではなくても、猫にとっては大変ストレスに感じることがあります。
猫のストレスになることなどを把握しておきましょう。
猫の鼻息/病気
猫は口呼吸はしません。
呼吸が苦しくなると口呼吸をすることがあるので、それは病気のサインかもしれません。
鼻で呼吸がしづらいので仕方なく口呼吸を可能性もあるでしょう。
『何とか息ができているので大丈夫!』と考えるのは間違っているかもしれません。
- 呼吸が苦しそう
- 鼻だけでなく口呼吸がある
- 鼻水、鼻血、咳が出る、熱、元気や食欲がない
- 四六時中大きな音がする
- スコティッシュフォールド…骨の変形で鼻づまりを起こしやすい
- ペルシャ猫・ヒマラヤン・エキゾチックショートヘア…鼻ぺちゃで鼻づまりを起こしやすい
猫の鼻息がかわいい
飼い主に身体をこすりつけ、鼻息を荒くなる姿♡
めちゃくちゃかわいくないですか?
これは、猫が大好きな飼い主に甘えているのです。
その興奮から鼻息が荒くなることも!
また、他の猫の匂いがするなど、何か気になるものがある時にもこの行動を見せます。
いびきもまた、かわいいもの♡
普段から、息遣いを気にしておくと病気のときでも慌てずすみます。
猫の鼻息が臭い
猫の鼻息が臭いときは、治りにくい『慢性鼻炎』であったり、『副鼻腔炎』かもしれません。
慢性的な鼻づまりを起こしていると、口の周りが嫌なおいがすることが多いものです。
鼻づまりを起こす病気は様々にあります。
主なものは『アレルギー性鼻炎』や、『鼻腔狭窄』などです。
一度、動物病院でみてもらいましょう。
猫の鼻息が大きい
- スースー…鼻づまり
- ゴロゴロ…肺気腫かも?
- フガフガ…怒っている
- ブーブー…鼻づまり
- プスプス…猫カリシウイルス感染症かも?
猫の鼻から音がするのは、多くの場合鼻詰まりによるもの。
人間でも鼻が詰まると呼吸がし辛く不快なものです。
猫の鼻詰まりは、人間よりもかなり辛いものだといいます。
猫は自分で鼻をかめないため、飼い主が気付きお世話をしなければ、なすすべがありません。
鼻詰まりは隠れた病気のサインの可能性があります。
放置せずに動物病院で相談する必要があるかもしれません。
『ゴロゴロ』などと荒い息の時があれば、要注意です。
『肺気腫』の猫の動画がありました。
見逃してしまいそうな音だったりするので、普段の息遣いの観察も大切です。
表情も苦しそうです。
このような息遣いの場合には、すぐにでも動物病院へ連れていきましょう。
猫の鼻息/まとめ
猫が鼻息が荒く鼻水が垂れているときには、まず鼻周りや顔周りをきれいにふき取ってあげましょう。
猫は大変きれい好きです。
猫がリラックスしている時や機嫌のよいタイミングで、手早く済ませましょう。
猫の性格にもよりますが体を密着させると猫も安心します。
タオルなどをぬるま湯でぬらして、鼻を拭くという方法がベストです。
加湿器を使うなどして、猫の鼻が乾燥しないように、配慮してあげるといいでしょう。
いつもと様子が違ったり、慢性的に鼻づまりがあるのであれば、早めに動物病院へ連れていき不快を取り除いてあげてください。