大きなお耳にくりっとしたお目めが特徴で、かわいい顔&姿から『砂漠の天使』といわれるスナネコ♡
スナネコは、その見た目とは裏腹に非常に警戒心が強く、人にも慣れにくい野生の猫です。
『めざましテレビ』『I LOVE みんなのどうぶつ園』などのテレビ番組で放送され、一躍有名になりました。
日本でも、続々とかわいい赤ちゃんが産まれていますね!
この記事では、そんな人気のスナネコの特徴や販売価格、ペットとして飼えるのかなどをご紹介します。
スナネコの特徴
名前 | スナネコ |
英名 | Sand cat |
体長 | オス42cm~57cm・メス39cm~52cm |
体重 | オス2㎏~3.4㎏、メス1.35㎏~3.1㎏ |
分類 | 食肉目 ネコ科 |
分布 | アラブ首長国連邦、アフリカ北部、西アジア、中央アジア |
食性 | 小型哺乳類・爬虫類・昆虫類など |
寿命 | 約10年~12年 |
スナネコとはその名の通りの猫です。
スナ=砂地に住む猫
英名もそのまま『Sand cat』です。
生息地は主に、岩砂漠地帯に住んでいます。
世界最小級の猫とされているスナネコ。
体長はオスで42〜57cm、メスで39cm〜52cm。
これは、世界最小の猫とされる『サビイロネコ』『クロアシアネコ』『スナネコ』と並ぶ小ささです。
名前 | 体長 | 体重 |
サビイロネコ | 35cm-48cm | 1㎏~1.5㎏ |
クロアシアネコ | 37cm~52cm | 1.1㎏~2.45㎏ |
スナネコ | 39cm~57cm | 1.35㎏~3.4㎏ |
一般的にペットとして飼われている、日本の猫の体長は約46cm、平均体重は3.6kg〜4.5cm。
数字だけで見るとあまり違いがないように感じるかもしれませんが、体の小さい猫にとって、1kgや2kgって意外と差があるんです。
わずかな違いのように感じますが、猫にとっては大きな差かもしれませんね。
スナネコの性格
スナネコは、キバも鋭く希少も荒い猫です。
過酷な環境で生き抜くために、本能的に警戒心が強く臆病。
夜行性です。
人間慣れや人に懐くことはなく、飼い猫としては不向きな性格といえます。
また、気性の荒さゆえに、仮にペットとして飼うことができたとしても、人間が期待するような関係性を築くことは難しいでしょう。
スナネコの赤ちゃん
栃木県那須町の『那須どうぶつ王国』で、2022年2月2日にスナネコの赤ちゃん産まれましたね♡
この動画はまだ目が開いていません。
目が開いたかわいい姿はこちら♡
~ 那須どうぶつ王国にてスナネコの赤ちゃんがうまれました ~
母 ジャミール × 父 シャリフ
誕生日2022年2月2日オス2頭 メス1頭 計3頭
一般公開は、3月下旬頃を予定しております。公開までは、近況をSNS等でお知らせさせていただきます。#那須どうぶつ王国#スナネコの赤ちゃん pic.twitter.com/CCD7reIiv1— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) February 21, 2022
更に数年前に、栃木県那須町の『那須どうぶつ王国』で産まれたスナネコの赤ちゃんの様子です。
産まれたときの体重はわずか59ℊでしたが、約1ケ月で530ℊにまで成長しました。
約10倍の大きさになったということですね。
赤ちゃんの時期は短いですので、ぜひ早めに会いにいきましょう。
スナネコはどこの動物園であえる?
スナネコは、日本の動物園でも会うことができます。
また現在、栃木県那須町の『那須どうぶつ王国』では、2022年3月よりスナネコの赤ちゃんにも会うことができるでしょう。
近年、希少種の取引が規制される中、スナネコは日本の動物園の間を盛んに、引っ越しをしています。
動物園同士が連携してスナネコを貸し借りし、繁殖を目指しているです。
このような活動から、スナネコの数が着実に増えており、全国の動物園でも容易に合うことができるようになりました。
スナネコの値段は?
スナネコは希少価値の高い猫です。
それゆえ、第三国経由の販売であれば密輸の可能性もありますので、CITES(ワシントン条約)の証明書などがあるかが、購入のポイントとなります。
直接アフリカから仕入れた正規輸入のスナネコが、福岡県のペットショップで『ペットステーション』から2,200,000円(税込)と4,950,000円(税込)で販売されていました。
現在販売されているのは、その一店舗のみだと推定されいます。
車が購入できるような金額ですね!
まだまだ国内での飼育例が少なく、また一般の家庭で飼えるような猫ではありません。
参考までに価格をご紹介しました。
スナネコはペットにできる?
猫好きであれば、小さくてかわいらしい見た目のスナネコを飼ってみたいですよね♡
しかし、スナネコはペットとして自宅で飼うには向かない猫です。
警戒心が強く、過酷な砂漠で行く抜くための『身体機能』を身に着けてきた野生動物のスナネコ。
『スナネコのペット化』に那須どうぶつ王国が注意喚起をしています。
スナネコは過酷な環境に生息する野生動物。
警戒心が強く砂漠で行く抜く身体機能を保持。可愛らしい動物ですが牙も鋭く気性も荒いのでペットには不向。スナネコを知りその生息環境を守っていくためにも、野生のスナネコの姿を想像してほしい。#スナネコ #那須どうぶつ王国→https://t.co/fm94Ignop9 pic.twitter.com/zwfdqVH5Ds
— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) January 23, 2021
スナネコは砂漠という『特殊で過酷な環境』の中で生息しています。
砂漠といえば、湿度が低く乾燥した土地です。
日本の気候は高温多湿な環境です。
それは、スナネコにとって息苦しいだけでなく、感染症にかかりやすくなります。
例えば動物園ならば、生息地に近い環境を整えることもある程度はできるでしょう。
しかし、一般の家庭であればそのような環境を作り出すことは難しいです。
また、スナネコは準絶滅危惧種に指定されていたほど希少な動物。
積極的に保護活動を行われているおかげで、現在では低危険種になっています。
生息する環境が砂漠のため、人間が住む環境ではないため、絶滅のおそれが高いとはまでは考えられていません。
これらのことから、スナネコをペットにしようとは考えない方がいいといえるでしょう。
1986年時点で飼育数は6施設44匹でした。2013年の飼育数は44施設で174匹となりました。
スナネコまとめ
スナネコは、多くのテレビ番組で取り上げられています。
その圧倒的なかわいさが広く認知されるようになりました。
『砂漠の天使』と呼ばれるその見た目のかわいさにメロメロとなり『飼ってみたい』と思われる人も多いでしょう。
しかし、ワシントン条約附属書IIに掲載されているような野生動物ですので、その扱いには慎重さが求められるでしょう。
スナネコは、砂漠という乾燥した地域で過酷な生活をしている野生動物ですので、高温多湿な日本の環境でスナネコを飼うことは、命の危険さえあります。
現在、ペットとして販売はされていますが、気性が激しい性格ゆえ人間になつくこともまずないと考えていいでしょう。
現在、日本国内では那須どうぶつ王国をはじめとした多くの動物園で、そのかわいい姿を見ることができます。
ぜひ、会いに行ってみてくださいね!