猫は何を考えているのかわかりにくいと言われていますが、飼い主に対してしっかり『大好き』を伝える表現をしています。
実は何ともなさそうなしぐさに、大好きがたくさん込められていること、気づいていますか?
猫にとって、飼い主は餌をくれるから好きだというだけではなく、『甘えたい』『一緒にいたい』という大切な存在なんです。
この記事では猫が伝える飼い主への『大好きサイン』をご紹介します。
猫が飼い主に大好きのサインとは?
猫は、様々なサインで、飼い主に愛情を伝えているんです。
何気ない普段のしぐさにも、飼い主への『大好き』のサインが入っているもの。
『態度がそっけない…』などと思っている人も、しぐさをチェックし愛され度を再確認してみてください。
猫が飼い主に大好きのサイン/ゴロゴロ喉を鳴らす
猫がゴロゴロとのどを鳴らしている時は、とてもご機嫌なときです。
飼い主のそばにいるときにゴロゴロと喉を鳴らすのは、身も心も委ねている証拠。
安心できる相手といっしょにいて、ご機嫌なのです。
また猫を撫でると、このようなゴロゴロをよく聞けるでしょう。
顔や、仕草を見ていても、リラックスしたり気持ち良さそうだったり!
猫のわかりやすい『大好きサイン』だといえます。
猫が飼い主に大好きのサイン/顔や体をすりすりする
猫が顔や体をすりすりしてくることもありますよね。
これは『こすりつけ』と呼ばれる行動です。
それは、自分のニオイをつけて安心感を得るため。
とくに臭腺が集まる顔をすりすりしてくるのは、『自分のもの!』とアピールしたい気持ちが強く表れています。
それは大好きのサインなんです。
また、こすりつけは自分よりも優位なものに対して行うともいわれます。
飼い主のことを優位があると認めている証拠。
いつも餌をくれて、お世話してくれる飼い主を認めてくれているのかもしれません。
猫が飼い主に大好きのサイン/しっぽをピーンと立てる
猫の名前を呼んだりエサをあげる時に、しっぽを立てながらすり寄ってくることがありますよね!
それは、好意や信頼のサインです。
嬉しい気持ちの時にも、猫はしっぽを立てます。
飼い主が大好きで、子猫のように甘えたい感情になっているということなのです。
しっぽが真っ直ぐ立てば立つほど、好意や信頼が強いといいます。
猫が飼い主に大好きのサイン/体をペロペロしてくる
飼い主の体をなめる行為は信頼の証であり、『仲間だよ』とニオイづけの愛情表現でもあります。
また、『おやつをちょうだい』などのサインかもしれません。
猫が自分の体をなめるのは、ニオイを消すことで敵から身を隠す行為です。
飼い主の外出後の場合は、皮膚に付いてた好まないニオイを消そうとしているという説もあります。
ちなみに、毛づくろいをしてあげているつもりになっているんですって。
猫が飼い主に大好きのサイン/見つめてくる
猫が見つめてくるしぐさは、『期待』や『親愛』といった気持ちです。
瞳孔が大きくなっているならば、飼い主からのいいことを期待しているのかもしれません。
ゆっくりとまばたきは『大好き』のサインだといわれています。
猫が飼い主に大好きのサイン/お腹を見せる
猫の急所であるお腹を無防備に見せるのは、心を許していたり甘えたいとき!
もしくねくねとアピールしてきたら、しっかりなでてあげましょう。
ただし、お腹はなでると嫌がる場合が多いですから別の場所にしてください。
危険なことがなく、安心しきっている証拠です。
飼い主が大好きだからこそ見せる行動といえるでしょう。
猫が飼い主に大好きのサイン/前足でふみふみする
子猫が母猫のお乳を飲むときにするのが、前足でのふみふみです。
この行為を成猫がしている場合は、子猫の気分になって甘えたりくつろいだりしているときかもしれません。
毛布などをふみふみしながら、噛んだり吸うこともあります。
これは子猫が母猫のお乳を飲む時の名残。
飼い主を信頼して、甘えている証拠なのです。
猫が飼い主に大好きのサイン/爪をとぐ
一見すると機嫌が悪そうに見える爪とぎ!
実は、飼い主とのコミュニケーションなどで、爪とぎという行動は高ぶった気持ちを表すことも。
『遊んで!』『構って!』というサインなのです。
とくに飼い主を見ながら爪とぎをするならば、愛情表現の一つだといえるでしょう。
猫が飼い主に大好きのサイン/出迎えてくれる
帰宅すると猫が玄関で待っていてくれたり迎えでてくれるのは、大好きな飼い主が帰ってくるのを心待ちにしていた証拠!
猫は大好きな飼い主に、一目散にすりすりとニオイをつけたいんです。
室内飼いの猫が増え、飼い主だけが猫の愛情の対象ということも多くなっています。
留守番で寂しいおもいをさせてしまった分、しっかりと甘えさせてあげましょう。
猫が飼い主に大好きのサイン/いっしょに、または近くで寝る
猫は警戒心が強く、安全な場所を選び寝床にする生き物。
いっしょに、または近くで寝るのであれば、飼い主のそばがいちばん安心で落ち着ける場所だということなのでしょう。
しっかりと信頼されている『大好きサイン』だといえます。
猫が飼い主に大好きのサイン/愛情が伝わる表現
猫が大好きという気持ちを伝えてきたときには、決して無理強いしたり、強い力で触ったりしないように注意してください。
猫が飼い主を大好きだと思ってくれるのには、うまく距離感を保っていくことが大切です。
好かれたいからと、おやつなどをあげすぎないように気を付けましょう。
それは飼い主よりも、食べ物に興味がいってしまいますからね。
たくさんの『大好き』コールがもらいたいなら、猫がうれしいと思うことをしてあげるのがいちばんです!
- やさしい声で
- やさしくなでる
- 遊んであげる
猫とのコミュニケーションを楽しみましょう。
やさしい声で
飼い猫はいつまでも子猫気分が抜けないところも!
飼い主のことを母猫のように思ってるんです。
『ニャーン』とかわいい声で甘えてくることもありませんか?
そんなときは母猫のかわりにやさしい声で話しかけてあげましょう。
そうすることで猫は、まるで母猫に大切にされているような幸福感を得るのです。
やさしくなでる
やさしくなでることで、母猫からの愛情を受ける子猫の気分になるといいます。
『なでられる=気持ちいい』と思ってもらうことが、大好きになってもらう第一歩!
なでられて気持ちのいいところは猫によってそれぞれ!
愛猫の好きなポイントを見つけてあげて安心感を与えてあげてください。
静電気に気を付けてください。手を湿らせるといいです。
とくにあごの下や額、背中をなでてあげれば、目を細めうっとりすること間違いなし!
遊んであげる
猫は狩猟本能がある動物。
猫は飼い主と遊ぶことでその本能を満たされます。
遊びたがっているときはおもちゃで相手をしてあげてください。
1日数回できるだけこまめに遊んであげましょう。時間は短くてもOKです。
猫も満足してくれるといいですね!
猫が飼い主に大好きのサイン/まとめ
猫がしているしぐさ1つ1つが、実は『大好き』のサインでしたね。
猫は犬とは違い、感情がわかりにい生き物。
しかし、実は様々なしぐさで飼い主に『大好き』を伝えているんです。
しぐさの理由がわかるようになると、より猫とのコミュニケーションが楽しくなります。
愛猫は、大好きな気持ちを伝えてくれているでしょうか?
『まだまだ愛猫からの愛情が伝わってこない!』という人も、『もっともっと好かれたい!』という人もいるでしょう。
まずは愛猫をじっくり観察してみてはいかがでしょうか。