猫のお話

猫のトイレ掃除は1日に何回する?毎日のお掃除について

猫のトイレ掃除の頻度は?猫のトイレ掃除の頻度を気にする飼い主さんは意外と多いようです。

愛猫が仕事などで日中お留守番をしていると、どうしても気になってしまいますよね。

今回は、1日のトイレ掃除の回数や掃除方法、留守番が多い場合の注意点などをご紹介します。

トイレ掃除の基本

猫はとてもきれい好きな動物です。トイレに排泄物があると絶対に使わない猫もいる。

おしっこや排泄のたびに掃除してくれればいいのですが、実際にはそれが難しいという人も多いようです。

では、猫の排泄物はどれくらいの頻度で掃除すればいいのでしょうか?毎日のトイレ掃除についてご紹介します。

どのくらいの頻度で排泄物を掃除するべきか?

愛猫がトイレに行くたびに排泄物の始末をするのが理想的です。しかし、仕事や用事ですぐに片付けられないこともあるでしょう。

そのような場合でも、少なくとも1日2回(朝と夕方)は掃除するようにしましょう。忘れないように、出勤前と帰宅後など、時間帯を決めておくとよいでしょう。

糞の除去

固形の猫砂を使っている場合は、おしっこの塊をすくって捨てます。オシッコがかかった部分をそのままにしておくと臭いの原因になるので、壊さないように注意してください。壊れてしまった場合は、周りの猫砂を少し多めに取り除きます。

排泄の際は、固形物をすくって片付ける。袋の中に手を入れて直接手でつかむこともできます。

うんちがやわらかく、周りの猫砂の上に落ちている場合は、猫砂を少し多めに捨て、何も残らないようにします。

システムトイレの掃除方法は?

すのこ式のシステムトイレの場合は、毎日うんちを掃除するだけです。ウンチの掃除方法は、前述の固形の猫砂と同じです。

オシッコは格子を通過して下のトイレシーツに吸収されるので、毎回掃除する必要はありません。基本的にトイレシーツの交換は週1回。ただし、専用でないトイレシーツを使用している場合や、多頭飼いのご家庭では、もっと頻繁に交換したほうがよいでしょう。

システムトイレは留守がちな家庭におすすめ

システムトイレは、毎日おしっこを片付ける必要がないため、仕事で家を空ける期間が長い家庭におすすめです。

システムトイレは2層構造のトイレです。上層は猫砂で覆われ、下層はトイレライナーで覆われている。上層はスラット構造になっており、おしっこはそこを通過して下層のトイレシートに吸収される。

使用する猫砂は、固まったり崩れたりしないタイプが望ましい。

猫のトイレはどれくらいの頻度で洗うべき?

猫砂は丸ごと交換し、少なくとも月に1回は猫砂を丸洗いします。猫砂交換と同時に猫砂を丸洗いするのが一般的です。

トイレを洗う頻度は飼い主によって大きく異なるようです。週に1回トイレを洗う飼い主もいれば、2週間に1回、月に1回という飼い主もいる。

砂の状態や臭い、猫の体調などを考慮して洗う頻度を決めるとよいでしょう。

トイレを洗うときは、クエン酸や漂白剤を使うと臭いを防ぐことができるのでおすすめです。

トイレ掃除をサボるとどうなる?

猫はとてもきれい好きなので、トイレが汚れていると使いたがりません。その結果、次のような問題が起こります。

トイレの外でウンチをする(粗相をする)

トイレを使うことへの抵抗

ストレス。

人獣共通感染症を引き起こす

猫のトイレを掃除しないと、トイレが臭く汚くなるだけでなく、健康上の問題も引き起こします。

トイレを我慢していると膀胱炎になることもあります。また、おしっこを長時間体内にとどめておくと、結石や尿路感染症の原因になるとも言われています。

さらに、猫のうんちを放置することは、ズーノーシス(人と動物の間で共有される病気)のリスクも高める。

猫の糞便から感染する病気には、以下のようなものがあります。

トキソプラズマ症
サルモネラ症
回虫などの寄生虫症
乳幼児、妊婦、高齢者は特に注意が必要です。

乳幼児や高齢者など体の弱い人が感染すると、重篤な病気にかかる危険性があります。

また、妊娠中にトキソプラズマに感染すると胎児に影響を及ぼす可能性があるため、妊婦は可能な限りトイレ掃除を避けた方が安全である。特に妊娠中に初めて感染した場合は危険である。

猫と飼い主の健康を守るためにも、トイレは常に清潔に保ちましょう。

トイレ掃除の際には、猫の健康チェックも忘れずに!

猫はとてもきれい好きな動物です。トイレはできるだけこまめに掃除するようにしましょう。できれば1日最低2回、ウンチをするたびに掃除して、いつもウンチのない快適な環境を作ってあげましょう。

糞の始末は、猫の健康状態をチェックする大切な機会でもあります。おしっことうんちの色、量、回数を毎日チェックすることをおすすめします。異変を感じたら、できるだけ早く獣医さんに相談しましょう。